発達障害の方の中には、職務経歴がなかったり、転職から転職への開きがあり、どのように就職活動したらよいか悩まれている方が多い様です。
ここでは、障害雇用の就職活動の中でも、面接のことを書こうと思います。
①発達障害の就職活動への相談を受けていると、コミュニケーションが苦手なので、と面接が受からなかったと話される方が多い印象があります。また、面接では何を聴かれるのかと分からないと質問して来られる方がいます。
面接で、企業側が就活者に何を聞きたいかは、大体決まっています。面接は前もって、質疑応答への練習をよくしておくと良いでしょう。
②面接で聞かれることが多いのは、まずは志望動機です。
志望動機とは、何故希望する企業に対して、この業界で、この職業に就きたいのか、その企業を選んだのか、まとめて言えると良いでしょう。
企業は、就活生に、志望動機を特に聞きたがっていると言って過言でもないのです。
面接を受ける前に、志望動機がきちんと完成させられ、口頭で何度も話せる練習をしておけば、企業から好印象を持たれることは間違いないでしょう。
③二番目に、よく面接で聞かれるのは、職務経歴です。
希望する企業に来る前に、どのような仕事(業務内容)をしていたか、どのような経験(スキルを得た)をしていたかを伝えると良いでしょう。
学生時代に頑張ったことでも良いでしょう。転職から転職への開きがある場合は、退職した理由が聞かれることもあるかもしれません。その場合は、退職したことを企業や人のせいにするのではなく、自分がそれを糧に、今回のこの仕事に挑戦したい旨を口頭で伝えられるようにしておく必要があります。
④他に、面接で聞かれることは、仕事での人間関係のことです。もし、コミュニケーションに苦手さを感じることがあるならば、先方に伝えておきましょう。
仕事の業務伝達の時、図入りにしてもらうなど、どのように伝えてもらえば自分が仕事に集中しやすくなるか、面接時に伝えておくのも良いでしょう。また、自分の意見を言いにくい場合は、周囲より声がけをしてもらうよう伝えておくのも一つのやり方です。過集中で休憩しやすくなる方法も伝えると良いでしょう。
⑤面接時に、障害施設などの支援者が面接に同行してくれる場合もあります。
自分自身で答えにくいことは、支援者に代弁してもらうように頼んでおくことも良いでしょう。
そのため、よく支援者に相談や確認をしておくと良いでしょう。
⑥就職活動は、採用になる迄のものです。面接が終われば、その都度、履歴書や面接を振り返り、次の面接に備えるようにしましょう。反省をすることが、次に繋がることへの第一歩です。
本記事での感想・分析・結果はあくまで筆者個人のものであります。
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